のけのブログ

自閉スペクトラム症のブログ主がつらつらと思ったことなどを書いていくブログです。

はじめまして!自閉スペクトラム症ののけと申します!よろしくお願いします

まずはこのページを見て下さりありがとうございます。

今回は初回なので自己紹介からやらせて頂こうかと思います。

また、ブログも初心者なため、分からないツールが多いですが、少しずつ慣れていこうと思いますので、暖かい目で……いや、もうこの際生暖かい目でもいいので見守って下さると幸いです。

 

前置きが長くなってしまいましたが、私は現在29歳で、16歳の時に広汎性発達障害、28歳で改めて自閉スペクトラム症と診断されました。その他、診断は受けておりませんが、躁うつ病の症状が出ています(抗うつ剤服用)。

現在では精神障害者福祉手帳2級を取得し、障害年金を申請、日雇い派遣のバイトをして生活しています。

 

好きなことは音楽、ゲーム、お喋りなどなど、基本的になんにでも興味を持ちます。

嫌いなことは特にありません。あ、誹謗中傷とかは嫌いですね。あとなんでもマイナスに取る人とか。

 

将来の夢はでっかく!自分のカフェを持ってバリスタをしながら、心理カウンセラーとして働くことです。マスターがカウンセリングしてくれるカフェ……需要ありそうじゃないですか?

まぁ、1番は私がやってみたいから!なんですけどね。

特に私は幼少期より、家族とぶつかり、家庭崩壊を経験し、不登校うつ病、記憶喪失……などなど、色々な精神病歴を持っています。この経験を武器に、知識を付けて心理カウンセラーになれたら強いんじゃないかと思い、現在資格取得を目指して……まだ勉強資金が貯まってないので目指してないですね、目指したいなぁ、って段階です。

 

さて、私の障害特性についてなのですが、できることとできないことの差がとても大きいのにそれが目立ちづらいという特性のようで、IQテストの結果では言語性、動作性共に余り変わりはなく、更に細かい4つの項目でも平坦な結果となっております。しかし、更に12個に分けられた項目の結果を見ると筆記回答のみ5点程度(20点満点)、思考能力、計算などの項目でだいたい17、8点を出しており、普段の仕事などの作業でもできることとできないことが混在している状態です。(例えば工場での部品の組み立て等は速くできても、入荷した部品の表への書き込み、日報の記入などに時間がかかる上に読みづらい、等)

そのため、できることに合わせてできないことをしてしまい、余計に体力、精神力を使い疲れやすい。という特性となっております。

 

感覚過敏も持っており、救急車のサイレンで頭痛がする(聴覚過敏)、晴れの日眩しくて前が向けずずっと足元を見てしまう(視覚過敏)などがあり、音や視覚情報の多さから乗り物酔いや、映画館での画面酔い(音酔い)をしてしまうという不便さも持っております。

正直辛いですが、さすがに三十路手前、慣れてきたのか我慢強くなったのか分かりませんが、最近少しだけ良くなったような気がします。

 

ここまで大変な、マイナス面を出して来ましたが、プラスな面もあります。……尤もマイナス面で生きづらく、プラスな面とはいってもそれこフォローになるような能力はないので生きづらいことには変わりがないのですが。

 

まず1つ目です。

聴覚過敏のせいもあるかもしれませんが、優れた音感を持っている、という点です。

残念ながら絶対音感ではないので、聞いた音をすぐにピアノで耳コピ……なんてことはできませんが、カラオケで歌いたい歌を2、3回で覚える、ピアノも一応やっているのですが、時間をかければ耳コピもできる、譜面を読みながら全部は読まずに耳コピで補完できる……などのメリットがあります。ピアノは一時期やめてしまい、最近また弾き始めたのでほぼほぼ弾けないのですが、実際触ってみると楽しい辺り、なんだかんだ音楽は自分とは切り離せないものなのだと思います。

最近「仮歌」という仕事が気になっていて、この間仮歌バイトの登録をしてきたところです。(まだ実績はなし)

 

2つ目、感受性が豊かなこと。

……とは言ってもこれは周りにいいことだと言われただけで自分は不便だと思ってることなのですがね。

確かにいいと思うこともあります。どんなに些細なことでも楽しいことは恐らく周りの何倍にもなってますし。

でも疲れるんですよ。

そう、笑うのも喜ぶのもとても楽しいし嬉しい。でもすごく疲れるんですよ。

私は体力がないのでそれこそ休みの日に楽しいことやるならもう一日くらい休みがないととてもじゃないけど働ける程の体力なんて残らないんです。

あと負の感情も多いっていうのが困りますね。数年前、祖父が亡くなった時のことです。納棺式からやったのですが、納棺する時点でじわじわ泣いていたと思ったら火葬で号泣、葬儀中も動けないくらい泣いていて、何か葉っぱ(?)をお供えする時も母に手を引かれて、やり方も分からずどうやったのかすら覚えておらず、夕飯時にやっと少し落ち着いたと思ったらホテルでもぶり返しまともに眠れず……挙句の果てに一時期普通の生きている人間が動くのが気持ち悪くなってしまい……長いですね、すみません。まぁ、とにかくこれは一応周りの人にはのけさんのいい所って言われることが多かったからプラスの方に入れてみたのですが、なんか……やっぱりマイナスな気がしてきた……orz

 

気を取り直して3つ目行きます。

3つ目は感受性の話のせいもあるかもしれませんが、想像力が豊か、です。

想像力というか創造力かもしれませんね。

聞いた話の情景が浮かび、場合によっては感情をかき乱されます。

それから音楽を聞いて絵が浮かんだり、逆に絵を見て音楽が浮かんだりすることが多いです。なんなら絵とか見なくても普通に歩いてる景色見てるだけで作曲できたりします。

あとはTRPG(というゲーム)のシナリオが書けたり、ラノベ形式の小説も書いてたりします。完全に独学なので完成度は微妙ですが。どうですか?読みやすい文章書けてますか?

 

4つ目、手先が異様に器用です。

私は仕事では工場内の軽作業(店に飾るポップやお菓子の箱の組み立て、先程出した部品の組み立てなど)をやり方含め考えて実行すること、趣味では細かいペーパークラフトやプラモデルを得意としています。

これは、仕事中に分かったことなのですが、経験談を1つ。

その日私はいつも通り工場内の軽作業に従事しておりました。その日の作業は、お菓子の箱を組み立てる、というもので、しばらくやっていた所、現場長さんが私のところに招集をかけました。そして一言、「みんな、のけさんが速いからのけさんのを真似して。それじゃあのけさん、やってみてください。」と。

私は自己流の方法でやっていたのですが、どうやら普通のやり方ではなかったらしく、1回やったところで「速すぎるからゆっくりやって」と言われ、ゆっくりやると、「ゆっくりなのに動きが分からない、解説しながらお願い。」と言われ、その時初めて自分でもどういう動きをしていたのか考え、その通りに解説しながらやってみたのですが、その時周りにいた人(現場長含む)曰く、「普通そんなに指動かない」らしく……。できたものを持っていくタイミングで気づいたのですが、どうやら私は周りのだいたい2倍の速さでやっていたようです。

今までの経験上、最初の素材の状態と完成品が分かれば、その間の工程はことごとく簡略化し、指をギリギリまで使ってやるようです。

これだけは仕事で使えてます。

 

ここまで読んで頂いた皆様には「なーんだ、自閉症っていってもギフテッドみたいなもんじゃん、仕事も普通にできてるっぽいし、手帳2級は大げさじゃない?」と思う方がいらっしゃるかもしれません。

確かにできること(周りと比べて高い能力)は多いかもしれません。ですが、私はここ数年、まともに週5勤務ができていません。

なぜか。

冒頭でも話しましたが、能力を使えば使う程疲れるのです。

それも恐らく平均よりも沢山。

例えるなら周りが仕事中、威力10の技をMP10で撃ってるとしましょう。すると、私の場合、威力20の技をMP20で撃ってるようなものです。しかも威力20を先に撃っとけば他が威力10を1回撃つ間休んでいていいわけではありません。仕事ではできればできる分だけ回ってきます。

当然すぐにMPが尽きて技を出せなくなります。

他人よりもできて、体力や精神力を使う分余裕がある訳ではないのです。体力や精神力は皆さんと同じです。

そして体力や精神力をある程度使い切った結果、どうなるかというと体調不良が起きます。私の症状としては目眩、吐き気、頭痛、腹痛、閃輝暗点、平衡感覚の欠如、などです。

特に、平衡感覚がやられてしまうとその場に立っていられないだけではなく、移動もできなくなってしまいます。

現場で神経を使いすぎて、平衡感覚がやられて他の人に肩を貸してもらいながら休憩室まで行き、横になった、という経験も少なくありません。

なので最近では多くても週3程度の勤務としています。それでも、体調不良は多く、ひどいと週1での勤務になることもあります。

 

というわけで、自己紹介、と言いながらほとんど障害特性のお話になってしまいましたがいかがでしたでしょうか?

次回からは日常生活で私自身が思ったことや、過去の精神病の時に考えた少しでも楽になる方法など、気まぐれに書き綴っていきたいと思います。

 

それではここまで読んで下さった皆さん、お疲れ様です。ありがとうございました。

そんな機能があるかは分かりませんが、リクエストなどもあれば受けていきたいと思っております。

それでは、また会えたら嬉しいです。では。